今日 も 空
ここ 1年 走って走って
頭と 心と 体が 揃ってないなと
感じてはいたけど
最近 やっと 揃って来た感があります。体はまだまだかな。
今朝 久しぶりに ゆっくり朝ごはん食べて 空見てたら 何でか 昔 昔 随分 昔
看護師の免許取る前 学生で 住み込みで働いてた時の 患者さんの事が 出てきました。
顔も 部屋も 年齢も 覚えてる。
1番端っこの部屋。
98歳の 細くて 小さい おばあちゃん。
認知症があって 会話は成立しないけど
ゴハンが大好きなおばあちゃん。
自分で 動けず
ずっと寝てたから 腰も真っ直ぐで
車椅子に座るのも 難しい。
いつも 天井見て 何か 喋ってる。
毎日 毎日 おばあちゃんの視界は
天井。
朝とか 夜とか 分かるのかな?
今日 晴れてるとか 雨とか分かるのかな?
おばあちゃん 何考えてるんだろ。
おばあちゃん 毎日ゴハン食べて
天井見てる。
生きてるって何やろ。
みたいな事を感じた18歳くらいの私は
何を思ったんか おばあちゃんのベットに上がって おばあぬちゃん抱えて(上半身ね)「〇〇ちゃん 夕陽見える?
空見える?」
って 空見せたんですよ。
おばあちゃん 反応ないけどね。
目ぇ悪いから 空も景色も分からんやったかもしれんけど
何か 見せたかったんですよ。
朝と 学校から帰ってきてからと
(病院で働きながら学校コース
朝 病院で 患者さんの 身の回りのケアして 学校行って 学校終わったら また病院戻って 夕食の後片付け)
仕事終わりの夕方 おばあちゃんの部屋に寄って 外の景色を見せてた。
外っていっても空しか見えん。
「おばぁちゃん 今日は 雨やね。」
「今日は 暑かったよ。」etc...
今 考えたら 呼び出し怒られる内容やね。始末書もんやね。
体や看護の知識ない学生が
1人で患者さん 触っちゃいけんけんね。
でもね。
見せたかったんやろね。
夕陽も 毎日違うしね。
空の景色も 毎日変わるしね。
おばあちゃん 今日も 世界は動いてますよ。
おばあちゃんの人生は まだ 続いてますよ。
まだ あなたは 生きてますよ。
今 生きてるって知ってますかぁー!
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